面 和毅

脅威インテリジェンスレポート

LockBit 5.0について

LockBitがバージョンアップしてLockBit 5.0として帰ってきたと話題になっています。また、インフラの一部も研究者により公開されています。以下ではLockBit 5.0についてまとめてみます。
セキュ塾

「Scattered Lapsus$ Hunters」について

2022年に有名になったLapsus$・2024年に有名になったScatted Spider・2025年に有名になったShinyHuntersの3グループがアライアンスを組んで、新たにScattered Lapsus$ Hunters(SLSH)としての活動を行っています。彼らは初期はshinysp1d3rと名乗っていた事でも知られています。ここでは、Scattered LAPSUS$ Hunters (SLH)についてまとめています。
セキュ塾

RansomHouseについて

RansomHouseは2021年末ごろから活動が観測されていましたが、近年では2025年10月にアスクルがランサムウェア攻撃を受け、eコマース事業が混乱に陥り、顧客のサプライヤーデータが流出しています。この攻撃により、日本の小売業界におけるサプライチェーンの脆弱性に対する深刻な懸念が高まりました。
脅威インテリジェンスレポート

CISA 2015の失効と今後の状況

2025/09/30にCISA(Cybersecurity Information Sharing Act) 2015という米国の連邦法が正式に失効しました。このCISA 2015は米国議会閉鎖に伴い今後どうなるかが注目されていましたが、ひとまず2026/01/30までは延長され改訂についてまだ議論が続いています。以下では、このCISA 2015の延長問題について簡単にまとめています。
未分類

ランサムウェア攻撃からの復旧。ネバダ州の事例を読んで

ネバダ州がランサムウェア攻撃に遭ってから復旧までの様子をまとめてレポートにしたものが公開されています。ここでは、このレポートを元にして、ランサムウェア攻撃からの復旧に関して簡単にまとめていきたいと思います。尚こちらは「脅威インテリジェンスコース」の中(11/08)で題材として取り上げ、議論を行なったものになります。
ホワイトハッカー

CAPEC(Common Attack Pattern Enumerations and Classifications)とは

Common Attack Pattern Enumeration and Classification (CAPEC)は、一般的な攻撃パターンの公開カタログとなっており、CWE-IDとマッピングされていて、攻撃者が脆弱性をどのように悪用するかを理解するのに役立ちます。
脅威インテリジェンスレポート

Salesloftのインシデントについて

8月後半から、Salesloftに起因するインシデントが世間を騒がせています。この記事では、Salesloftインシデントの背景と、現時点でどの様なことが起こっているかを簡単にまとめます。情報に更新があった場合にはこちらの記事も更新します。
未分類

EUVD (European Vulnerability Database)について

European Vulnerability Database(EUVD)は、欧州連合(EU)のサイバーセキュリティ機関であるENISAが、NIS2指令に基づき開発・運用している脆弱性データベースです。実際に、EUVDサービスは現在運用中となっています。本記事では、ENISAの資料などを元にして、EUVDについて簡単にまとめます。
脅威インテリジェンスレポート

PURL (Package URL) とは

OSS(オープンソースソフトウェア)製品のパッケージを一意に識別するためのフォーマットである、PURL(Package URL)について簡単にまとめた記事になります。
セキュ塾

Qilin (Agenda) ランサムウェアグループについて

Qilin(麒麟)ランサムウェアグループ(Agendaランサムウェアグループ)は、近年特に活発なランサムウェアグループとして知られています。また、2025/07/31にアフィリエイトの“hastalamuerte”が「ランサムウェアグループがアフィリエイトに対して詐欺的行為を行なっている」と非難して、RaaSオペレーションが漏洩した事でも知られています。以下では、このQilinランサムウェアグループについて簡単にまとめています。(2025/10/08追記:QilinランサムウェアグループがアサヒGHDの件にも攻撃を行っていた模様です。)