【IT初心者向け】ネットワークエンジニアの仕事内容とは?

ネットワークエンジニアの仕事内容について

この記事では、ネットワークエンジニアについて、2024年2月時点の業務内容や、他のエンジニアとの違い、学習法についてまとめます。

ネットワークエンジニアとは

ネットワークエンジニアとは

ネットワークエンジニアとは、コンピューターネットワークの設計、構築、運用(保守)を行う技術者の事です。サーバーエンジニアと合わせて、インフラエンジニアの一種として考えられる事も多いエンジニアとなります。VPNクラウド、IoT等、新しい形式のネットワークに応じて、求められる技術も日々変わっています。

ネットワークエンジニアもインフラエンジニアも、

インフラエンジニアの一種なんですね!

ネットワークエンジニアの役割

ネットワークエンジニアの役割は、コンピュータネットワークの設計構築運用(保守)といったプロジェクトを行う事です。

設計の前段階である戦略(ストラテジ)は、エンジニアの業務には含まない事が多いですが、経験のあるエンジニアが戦略に関わる場合もあります。

設計運用までの流れは、システム開発のエンジニアと同様ですが、構築後に運用し続ける事が、特に役割として重要な点がネットワークエンジニア(を含むインフラエンジニア)の特徴です。

ネットワークエンジニアは、現代の情報技術において欠かすことの出来ない存在です。

ネットワークエンジニアのスキル

現在のネットワークはプロトコルという決まり事によって構成されています。プロトコルは数百種類以上ありますが、インターネットを初めとする主なネットワークはTCP/IPというプロトコル群によって構成されていますので、TCP/IPプロトコル群の基礎知識は必須となります。その上で自分が関わるコンピュータネットワークを構成するプロトコルに関する知識や操作方法といったスキルが求められます。

また、プロトコルの構成を考える際にはOSI参照モデルという階層構造に基づいて考える事が多いので、ネットワークエンジニアを志す人は、OSI参照モデルに沿う形、TCP/IPプロトコルの内容や基本操作を最初は理解するのが良いでしょう。

技術面以外のスキルとしては、ネットワークエンジニアは前述の役割のように、各役割において顧客やステークホルダー(関係者)と連携する場面も多いので、相手と効率よく正確に情報をやり取り出来るコミュニケーションスキルは特に求められます。

エンジニア全般に言えることですが、技術面以外のスキル(コミュニケーションスキルなど)も大事な要素です。

ネットワークエンジニアに向いてる人

ネットワークエンジニアを含めたインフラ系のエンジニアは、システム構築後に運用し続けていく事も重要な業務です。その為、堅実で正確な仕事を続けられる人は特に向いていると言えます。前述のように顧客やステークホルダーと関わる事も多いので、特にトラブル発生時には、冷静にコミュニケーションが取れる事が望ましいです。

ネットワークエンジニアとして働きたい人は、一度自分が適正がありそうなタイプか考えてみるといいかもしれません。

インフラエンジニアとサーバーエンジニア

インフラエンジニアは、ネットワークやサーバーを始めとした、コンピュータネットワークを提供するための基盤(インフラ)を取り扱うエンジニアでの事です。物理的なネットワークやサーバーの設置や設定、最低限のセキュリティの設定まで行う場合もあります。

サーバーエンジニアはインフラの中でサーバーに関して戦略運用を担当するエンジニアを指します。ただ、サーバーはネットワークに接続しなくては意味を成しませんし、ネットワークもサーバーを配置しなければ構成する意味がありませんので、実際はサーバーエンジニアもネットワークの知識をある程度習得するし、ネットワークエンジニアもサーバーについての知識をある程度習得しているのが一般的です。

そのため、インフラエンジニアサーバーエンジニアネットワークエンジニアの境界は実際には、曖昧です。サーバーが得意なエンジニアがサーバーエンジニア、ネットワークが得意なエンジニアがネットワークエンジニア、両方出来る人がインフラエンジニアという風に、おおまかに考えておくのが現実的と言えます。

関連する部分が多いので、境界が曖昧なんですね!

ネットワークエンジニアの仕事環境

ネットワークエンジニアの仕事環境

ここではネットワークエンジニアの仕事環境について、業務内容キャリアパスの面から紹介します。

ネットワークエンジニアの業務内容

ネットワークエンジニアの各役割に対する業務の例は以下のようになります。

戦略では、顧客の要件を具体化してコンピュータネットワークを提案します。例えば、『安全に自宅から会社のサーバーに接続したい』という顧客の要件に対して、『VPNを導入して通信の暗号化を行い、安全に接続する』というネットワークを提案し、顧客との合意事項を仕様、仕様書としてまとめます。ここで合意された仕様書を満たすネットワークを設計構築運用する事がネットワークエンジニアの役割と言えます。

設計では、提案されたコンピュータネットワークのハードウェア、ソフトウェアをコストを考慮して具体的な形(設計書)にします。構築後の運用手順についても、ここで設計します。運用手順設計については、運用設計という事で、運用チームと意識を合わせて行う事が大事です。設計の例としては、例えば、『VPNを導入して通信の暗号化を行い、安全に接続する』という仕様に対して、使用する機材、VPNの種類、IPアドレス等、ハードウェアとソフトウェアの構成を設計書としてまとめます。

戦略設計までの役割を、上流工程と呼ぶ事もあります。

構築では設計で作成した設計書に基づいて、構築の手順書を作成し、コンピュータネットワークを構築導入します。構築手順書では、具体的な機器の設置手順や構築のための操作方法を作成します。機器の詳細な設定内容、入力するコマンドについては設計段階で決めておく事が多いですが、構築手順書の作成時に合わせて決定する事もあります。

運用では、設計された運用手順書に基づいて運用保守業務を行います。顧客の要望や障害報告を受けて行動する場合もあれば、監視を行う事でインシデントを検知して運用業務を行う事もあります。データのバックアップや、サーバーの定期アップデートのような定常作業も行います。

ネットワークエンジニアは、企業や組織のネットワークインフラストラクチャを戦略、設計、構築、運用し、安定性とセキュリティを確保する役割を担います。

ネットワークエンジニアのキャリアパス

ネットワークエンジニアキャリアパスとしては、エンジニアとしてのスキルを伸ばしていくスペシャリストと、マネジメント関連のスキルを伸ばして管理者的な立場になっていくゼネラリストの2系統があります。

スペシャリストとしてのキャリアパスでは、データベースやサーバー、セキュリティといった関連技術を含めて技術を習得していきます。その過程で関連技術をを習得した結果としてインフラエンジニアと呼ばれる立場になる事もあります。スキルの証明として、CiscoやLPIといった団体の認定試験や、国家試験の情報処理試験を受けるのも良いでしょう。

ゼネラリストとしてのキャリアパスでは、エンジニアの業務から、プロジェクトマネージャーとして、プロジェクトを統括する業務へ移行していきます。プロジェクトマネージャーは、戦略の段階では、顧客へヒアリングを行い、プロジェクトの要件定義を行います。設計以降の段階では、人員の配置や業務の進捗管理を行います。プロジェクトマネージャーの業務とエンジニア業務を兼ねる場合もありますが、業務の負担を考えると、あまり好ましくはありません。

どういう方向を目指したいかを面接で聞かれることもあります。

自分の適性や興味と相談しながら、自分のキャリアパスを考えましょう!

ネットワークエンジニアの学習方法

ネットワークエンジニアの学習方法

ネットワークエンジニアとしてのスキルを学習する方法として、ここでは独学で学習する場合と、ITスクールに通う場合を紹介します。どちらの場合も、OSI参照モデルに沿う形でTCP/IPプロトコルについて理解していくのが第一歩となります。

独学で学習

後述する認定資格の取得を意識しながら、TCP/IPのプロトコルの学習を最初に行います。

書籍としては、以下のマスタリングTCP/IP 入門編が、初めてネットワークを学習する人がTCP/IPを学習する際に適しています。1~3ヶ月程度熟読した後、CCNA等、関連する認定資格の学習に移項するのが良いでしょう。

マスタリングTCP/IP 入門編(第6版) | Ohmsha

独学のメリットは金銭的な負担が少ないことです。
まったくIT知識がない人には、少しハードルが高いかもしれません…

ITスクールに通う

ITスクールでは後述の関連資格の取得まで含めた講座を開設していますので、効率よく学習する事が出来ます。ヒートウェーブITアカデミーでも、以下のような講座を開催した事があります。

無料の学校

https://www.heatwavenet.co.jp/free_academy/?link=blog

また、サイバーセキュリティ技術者育成コースでは、ネットワークの基礎を含めたセキュリティエンジニア志望者向けの講座を現在でも行っています。

サイバーセキュリティ技術者育成コース

https://www.heatwavenet.co.jp/secujuku/course/cyber-security/?link=blog

効率良く分かりやすく学べるのが、スクールで学習する利点です。
ヒートウェーブITアカデミーの講座では、補助金を利用することで、受講料の大半を負担することなく通うことが出来ます!

気になる方は無料のカウンセリングを利用してみてください。

関連する認定資格

ネットワークエンジニアの学習を始めた段階で現実的に習得が出来て、価値がある関連資格としては、ネットワーク機器ベンダーのCisco社の認定資格であるCCNAが最も一般的です。Cisco社は世界的なシェア率がトップのネットワーク機器のベンダーで、認定資格には価値があります。初級(CCNA)~上級(CCIE)まで段階がありますので、自分の経験に応じてステップアップしていくと良いでしょう。

ネットワークエンジニアとして経験を積んだ人向けの資格としては、Cisco社の中級~上級にあたる、CCNPCCIE、国家試験のネットワークスペシャリスト試験があります。特にCCIEは難易度も高いですが、評価が高い資格となっています。

サーバーエンジニア向けの資格ですが、Linuxの操作を扱うLPICLinucネットワークエンジニアとして評価される資格です。これは、ネットワークに関連する機器がLinuxで構成されている事も多いため、Linuxの操作は学習する事はネットワークエンジニアにも通じる為です。将来的にインフラエンジニアを目指す人は、サーバーのスキルも必要ですので、特に考慮すると良いです。

(参考)ネットワークエンジニアとして

ネットワークエンジニアが評価される資格(国家資格・ベンダー資格)
ネットワークエンジニア業界で評価される資格

CCNAは範囲の広い試験ですが、未経験者のIT転職では評価を受けやすい資格でもあります!

最近の動向

最新の動向

ルーターやスイッチといった基本的な機器の操作だけでなく、ロードバランサーやファイアウォールの取り扱いに関与する事もネットワークエンジニアの業務の範囲と言えます。

また、それらの機器もクラウド上で仮想化された状態で、インフラとして構築する機会が現在は増えていますので、仮想化の知識やAWS,Azureといったクラウド上でのネットワーク構築についての知識が求められるようになっています。

新しい技術に詳しくなれると、働き口も広がますし、自分の市場価値も高まります。
新しい技術に対して、前向きな姿勢を忘れないようにしたいですね!

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